<span lang="ja">二.声母 その二</span>

二.声母 その二


 声母の後半グループ10種を練習しましょう。

舌面音 j(i) q(i) x(i)

    舌面音は舌先を持ち上げて上の歯茎の少し後側に向けて近付けます。日本語のチ、シの子音を発音する時の要領を思い出して下さい。

そり舌音 zh(i) ch(i) sh(i) r(i)

    そり舌音は捲舌音とも呼ばれることがありますが、舌先をまき舌(そり舌)にして、発音します。舌先で前歯の奥から口の奥の方へなぞって見ると、歯茎の後ろに急にへこむ部分があります。その境目あたりに舌先をくっつけて発音するのがそり舌音です。舌面がくぼんで、口蓋(口の中の天井の部分)との間に空間ができ、音がこもるのが特徴です。下の図を参照して下さい。

舌歯音 z(i) c(i) s(i)

    舌を前歯の裏側に近づけて発音します。zi, ci, siでは、母音がiで表記されていますが、日本人の耳にはむしろ「ウ」に近く聞こえます。

※三種類のi:綴りは同じでも、発音は異なる。

※そり舌音の発音

zh / ch

舌をそり上げて息をためる→発音

sh / r

そり上げた舌と口蓋の隙間を息が通る。